カムイユカㇻを聞いてアイヌ語を学ぶ[新装版]
中川裕/中本ムツ子著
アイヌ語の初級を学んだ学習者が、口承文芸を題材に次のステップに進むための教材です。2014年に改題復刊し、このたび新装版となりました。第Ⅰ部では、なぞなぞや鳥の鳴きまね、遊び歌やウポポなど様々なテキストが取り上げられ、第Ⅱ部ではカムイユカㇻの作品の一つを丸々覚えながら文法を深めていきます。現在は故人となった著者のお一人の中本ムツ子と実妹の住山頼子が録音した貴重な音源を、ダウンロード方式でスマホなどで手軽に聞くことが出来ます。
CDエクスプレスアイヌ語
中川裕/中本ムツ子著
これからアイヌ語を学ぼうという人たちの独習書。
少し前の時代を舞台に、アイヌ語を現代社会の中で使われる言葉として紹介。1997年刊「エクスプレスアイヌ語」にCDを添付したもの。現在は故人となった著者のお一人の中本ムツ子と実妹の住山頼子が録音した貴重な音源です。〔絶版だが中古市場にあり〕
中本ムツ子のウエペケレ「カンナフチ ヤイエイソイタク」
千歳アイヌ文化伝承保存会の中本ムツ子会長が自作した物語。一人のアイヌ民族の少女が架け橋となり、争い続けた二つの村の人々が許しっていくストーリーで、題名は「カンナおばあさんの昔話」という意味。「物語から命へ平和の大切さを知ってほしい」(中本ムツ子)
カムイユカラ(神謡)
歌い手 白沢ナベ/中本ムツ子 解説 (監修: 中川裕, 訳・解説: 片山龍峯)
千歳地方のカムイユカラをアイヌ語のネイティブ話者である白沢ナベと中本ムツ子が謡ったもの。カムイユカラをアイヌ語だけで綴った絵本(6話収録・B5横版・192頁・英語対訳付き)と解説書だけではなく、絵本を朗読したCDも付いている。解説は日本語(一部英語)。
「言い伝えとアイヌの世界観」片山言語文化研究所 片山龍峯氏講演⇩
▼「言い伝えとアイヌの世界観」片山言語文化研究所 片山龍峯氏講演
火の神の懐にて 語り:小田イト 松居友著
千歳の偉大な伝承者小田イトが語ったもの。内容には死と葬儀と引導渡し、臨死体験と死後霊、鮭の霊送り、熊送り、一匹の蠅も神になるなど、神々と人間の交歓を描いて、アイヌの精神文化と豊かな世界が見える。〔絶版だが中古市場にあり〕